AFFスズキカップ2018、ベトナムが10年ぶりに東南アジア王者に返り咲く
今大会で両チームが対戦するのは、これが3回目。グループリーグではベトナムがホームで2-0の快勝。8万人のマレーシアサポーターで埋め尽くされた決勝1stレグは2-2のドロー。決勝1stレグでアウェイゴールを2点奪っていることで優位に立っていたベトナムだが、2ndレグでも守りに入ることなく、立ち上がりから攻撃的な姿勢を見せた。
すると、開始早々の6分、MFグエン・クアン・ハイからのクロスを、FWグエン・アイン・ドゥックが鮮やかなダイレクトボレーで決めて、ベトナムが先制。早い時間帯でのゴールで、精神的にも落ち着いたベトナムはその後、得意の堅守速攻に戦術を切り替えて、相手の攻撃をいなしつつ、カウンターから追加点を狙う。もう後がないマレーシアの猛攻に何度か冷や汗をかく場面もあったが、なんとか無失点でしのいで、ベトナムが1点リードで前半を折り返す。
後半に入ると、マレーシアがさらに攻勢を強めて、ベトナムゴールに襲い掛かる。しかし、守護神ダン・バン・ラムを中心としたベトナム守備陣が、この日も鉄壁の守備を見せて、相手攻撃をシャットアウト。試合はこのままベトナムが1-0で逃げ切って、2試合合計3-2とし、10年ぶりの東南アジア王者に返り咲いた。
年初のAFC U-23選手権の準優勝、夏のアジア大会ベスト4と、大躍進を遂げたベトナムサッカー。今年最後にして、最も重要な大会で、優勝という最高の結果を残すことができた。試合後は、貴賓席で観戦していたグエン・スアン・フック首相がピッチに降りてきて、ベトナム代表選手たちやパク・ハンソ監督を祝福した。翌日の新聞一面は全てベトナム優勝を報じ、優勝までの軌跡や歓喜に沸く全国のファンの様子などを紹介した。
Các tin khác
日本語音声学講座が開かれました。
12月18日午前、ホーチミン市テクノロジー大学(HUTECH)日本学部において、音声学の講座が開講されました。日本語コミュニケーションスキルの向上をさせるために、早稲田大学教授、戸田貴子先生による講義が行われ、日本語の発音練習の演習を行いました。